ドグラ・マグラ
ある日、一郎(松田洋治)は精神病院のベッドで目を覚ました。記憶を失っている彼の前に現れた正木博士(桂枝雀)らは、彼が殺人犯であるという。また、隣の部屋からは、彼が殺したと思しき妹(三沢恵里)の声が聞えてくる。何が夢で何が真実なのか、一郎の精神は混乱していく……。
映画化などとても不可能と思われていた夢野久作の同名幻想文学に、実験映画の鬼才・松本俊夫監督が果敢に挑戦した意欲作。かねてより前衛的作風で知られる松本作品ではあるが、ここではドラマの脈絡をたどるのも困難な原作を徹底的に分析解体し、論理的ストーリーを再構築することで、彼の作品群の中でもっともわかりやすい作品に仕上がっているのが驚きではあるが、実はそれこそが彼にとって本作における最大の実験でもあったのだろう。映画初出演の落語家・桂枝雀が、作品の怪奇性を増幅させる素晴らしい怪演を見せてくれている。(的田也寸志)
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原作が好きなので・・・ |
原作が好きなので、あの心理描写や、『胎児の夢』などの、細かいところが楽しめないのが残念です。(まあしょうがないですね。)
ただ、あの作品を映像化したことが凄い!!
もし可能なら現代版ドグラマグラを作りたいですね。
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原作が好きなので・・・ |
原作が大好きなので、あの心理描写や『胎児の夢』等の論文の
細かい内容まで楽しめないなが残念です。(しょうがないですけどね)
ただ、あれを映像化したのはすごい!!
原作を読んではまっていた時に、偶然小さなレンタルビデオやさんで発見した時の感動は今も忘れてません。
ただ、その時はもうすでに目的のモノを借りた後で、次回にしようと思い、その店を後にしました。
それが間違いだったのです。
次の週行ったら、すでにドグラマグラがなかったのです。
店員さんに聞いたら、
「コンピューターに登録されてなのでもうありませんね」
とのことでした。。
あの悲しみは今でも忘れてません。
あれから10年がたちやっと手に入れ見る事ができました。
興味があるかたは、映画→原作でも楽しめるとおもいます。
現代でもリメイクして、また映画化してくれるのを密かに期待しています。
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脳髄の地獄 |
よくここまで映像化したと思いますよ。原作は非常に複雑な構成の長編なので、
邪道ですが先に映画を見てから原作に戻るのも良いかもしれません。
精神病院を舞台にした奇怪な映像は「カリガリ博士」を思わせる部分もあり。
正木博士に扮する桂枝雀さんの怪演が光ります。人形芝居(これはうまい演出だなあ)のアテレコの素晴らしい語り口は
さすが一流の落語家ですし、「はあ〜チャカポコチャカポコ」と踊り狂うシーンのインパクトは悪夢のようです。
夢野久作のいう「脳髄の地獄」、ダイジェスト版の感は否めませんが、それでもこれは傑作だと思います。
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夢野久作は難しいか? |
10年程前にこのドグラマグラという題名が気になり原作を読み、
夢野久作作品集を買って他の作品も読みまくり、かなりハマリました。
「キ○ガイ地獄」いいですな。
映画では原作のパワー、地獄感を完全には再現できていませんが、よいんではないでしょうか。
夢野作品の映像化はどの作品もかなり難しいと思いますが、それにあえて挑戦したことは評価するべきだと思います。
ただ惜しむらくは画がキレイすぎてセット感がでてしまっていることではないでしょうか。もうちょっとざらついた画にして立体感をぼかし、どろどろ感、キ○ガイ感を表現してもらえれば・・・
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痺れる脳ミソ |
夢野久作の「幻魔怪奇探偵小説」を映像化したカルト作品。原作好きの人にはあまり評判は良くないが、個人的には大好きな作品で待ちに待ったDVD化である。正木博士役の故桂枝雀もかなりハマっていた。デヴィッド・リンチの「ロスト・ハイウェイ」はこの作品と構造的に酷似していて(メビウスの輪構造)、彼が同作品のテーマとしてあげた「心因性記憶喪失」という精神分析用語は本作ドグラマグラのテーマとしてもそのままあてはまる。怪しいクスリを使うよりもっと怪しい世界を見たい人にオススメの頭が混乱すること間違い無しの怪作。鈴木清順の美術監督でお馴染みの木村威夫の美術も必見。



