ダウンタウン物語
アラン・パーカー監督のデビュー作にあたる、ギャング・ミュージカル映画。ただし出演者は平均年齢12歳の少年少女たちで、マシンガンから発射されるのは弾丸ではなくしっくい。殺し合いではなくパイの投げ合いで決着をつけるというユニークな作品。
パーカー監督は子どもたちを一人前の俳優として扱い、演出も「子どもだから出来ない」という言い訳を許さなかった。当時14歳のジョディ・フォスターが歌うナンバー「私の名前はタルーラ」の妖艶さが、そうした“大人の演出”の効果を物語っている。また1929年という設定を見事に表現した美術も素晴らしい。子どもたちの夜間就労が不可能な事から、ナイトシーンはスタジオ内に街のセットを作っての撮影となったが、その箱庭的空間と子どもたちの演技がこの映画の“ごっこ”的世界観とジャストマッチ。アラン・パーカー監督はこの異色のミュージカル映画で世界中の注目を集める新人監督となった。(斉藤守彦)
![]() |
“肝心の音楽が・・・” |
ミュージカルなのに残念ながらモノラル。
![]() |
念願のDVD化! |
遂に待ちに待ったDVD化です。同感の方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?そして、内容はその待った甲斐のある、ファンなら買って絶対に損はないものとなっています!本編にはない映像入りのオリジナル予告編を始め、業界用のプロモーション予告、監督により28年ぶりに明かされる撮影秘話の数々・・・この映画のファンならば、へぇ〜そうだったのかと感嘆される事受け合いです。改めて鑑賞してみると、セットにしろ、衣装にしろ、とにかく丁寧に造られているなぁと感心します。更に監督による裏話を聞くと、いかにこの映画の製作が大変だったか、またその熱意が伝わってきて、ますますこの映画に愛着を感じるようになります。
![]() |
この頃のアラン・パーカーさんが好き! |
監督のパーカーさんって「小さな恋のメロディ」のノヴェライズを手懸けたり,すごく子供が好きなんだなあって感じで好きでした!しかし何故か後になって「エンゼル・ハート」とかオドロオドロしいモノを創りはじめて、ありゃりゃ? この作品はそんな彼がまだとっても純粋な頃に産み出した傑作です!! 私は残念ながら劇場公開は逃してしまいましたが,TV初公開時に,当時親父が買ったばかりのビデオデッキで録画して繰り返し観ました!それこそ台詞を全部覚えてしまう位! ですからこのDVDにも「小い恋」と同じ様に当時の吹替え版が入ってると飛び上がる程嬉しいなあ、なんて思ってます。
![]() |
ダウンタウン物語 |
ギャング同士の抗争が繰り広げられる、禁酒法時代のニューヨークが舞台。と言えば、血生臭い作品と誤解されそうだが、ところがどっこい(^^;)登場人物は全員子供!?しかもミュージカルなのだ。子役のビシっと決めたギャングスタイルも、下手な大人より(?)格好良いが、妖艶な歌姫「タルーラ」に扮する、当時14歳のジョディ・フォスターは必見♪マシンガンで乱射されるのは、大好きなクリーム。応戦はパイ投げ!映画史上に残る面白さだ。


